乙女心と赤い靴
靴っておしゃれの基本中の基本だと思いませんか。
ベルトや小物と靴の色が合ってなくてはダメ。
かかとのへたった靴はダメ。
どれだけ着飾っても、靴がだめならダメ。
靴屋さんでアルバイトしていたので、
特にそう思います。
さっそうと靴を履きこなす人はカッコいいです。
パパ
そういえば、こないだ帰ってきた時、靴がボロボロやったなぁ。
娘
そうやねんけど、靴は高いし、まだ履けるから。
パパ
そういう遠慮はしたらあかんよ。買ってあげるから靴屋さんに行こうか。
娘
ほんま☆嬉しい♪
そして、靴屋にて。。。
どうも娘は地味な色の靴しか見ていません。
パパ
なんで、そんな地味なシューズを選ぶのん?
娘
ずっとクラブ活動してたから、色がついているだけで、ちょっと派手かなと思ってしまうねん。
パパ
なんでやねんな。こっちの、赤いほうがいいと思うけど。
娘
そうなん♪私でも赤い色履いてもいいのかな。似合うんかな。
パパ
そりゃ、深緑や濃紺よりはずっと似合ってるよ。
娘
ありがとう。じゃ、赤いのにするっ!ありがとう。
娘は、中学・高校と部活に一生懸命でしたから、
そちらの道具にけっこうお金がかかって、親に苦労をかけたと思ってくれています。
また、校則により通学は決められた「白い」指定靴しか履けず、
赤い色の靴を選ぶにも勇気がいったようです。
初めての赤い靴。とても喜んでくれました。
さらに、
私は嬉しく思っているのですが、娘は身長が高い分、
当然に足(靴)のサイズも大きいのです。
大学の入学式でローファーが必要になったのですが、
地元のショップにはサイズの在庫がありません。
急いで東京で購入して送ったのも良き思い出になっています。
私と同じ時期に家に帰省している時は、
私の靴を履いて出かけて行きます。
買ったばかりの靴なら、履いて帰ってしまうことも。。。
一人暮らしで緊縮した生活をしているため、
靴を買うこともはばかれると思って我慢しているようです。
ボロボロになった靴も、私が1年以上前に買ってあげたものでした。
一足の靴を大切にしてくれるのは嬉しく思います。
私も革靴は10年履きを目指して、かかさず手入れをしています。
靴って体の一部っていう感覚です。
就職すると、自分で買うでしょうから、
もしかしたら、「買ってあげる」ということも、
あと数回かもしれません。