アグテックorアグリテックを理解する!企業20社紹介
アグテック(Agtech)やアグリテック(Agritech)企業で、
主にクラウドサービスを展開している企業を紹介します。
目次
富士通
富士通では、露地栽培、施設栽培、畜産をカバーし、
生産から経営・販売まで企業的農業経営を支援するクラウドサービス、
「食・農クラウド Akisai(秋彩)」を展開しています。
「豊かな食の未来へICTで貢献」をコンセプトに、
生産現場でのICT活用を起点に流通・地域・消費者を、
バリューチェーンで結ぶサービスを展開します。
【関連リンク】
アグリプラットフォームコンソーシアム
ICT による農業の高付加価値化やグローバル展開
篤農家の匠の技の解析・継承に資するAI農業の展開を推進
e Genome Order
食・農分野における品質管理(植物病や食中毒等の検査)を支援する、
遺伝子検査キットや検査サービスを提供するECサイト
日立ソリューションズ
日立ソリューションズでは、農地の有効利用、施肥管理、
営農計画の立案や生産性の診断、営農指導などの支援をする、
「GeoMation 農業支援アプリケーション」を展開しています。
クボタ
クボタでは、農業機械に最先端技術と、
ICT(情報通信技術)を融合させたクラウドサービス
「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」を展開しています。
◆ 営農コース
パソコンやスマートを使って、
圃場管理、肥培管理、作業計画、作業記録や作業進捗管理を、
簡単に行うことができます。
またKSAS対応機と連動すると、
品質・収量の向上や機械の順調稼働をサーポート
機械の順調稼働をアドバイスする「診断レポート」の提供、
シーズン中の稼働状況を見守る「モニタリング」、
お客様ご自身のスマートフォンやパソコンで機械の位置や稼働状況が、
手軽に把握できる「MY農場」等のサービスを提供しています。
日本電気(NEC)
日本電気(NEC)では、
圃場・栽培品目ごとの採算性を見える化することで、
農業経営を支援するクラウドサービス、
「農業経営支援クラウドサービス」を展開しています。
農場と管理者が情報でつながる
農場の情報を収集・蓄積・見える化・分析することで、反収と品質の改善、
作業の効率化を図ります。
熟練者と後継者が経験・知見でつながる
熟練就農者や営農指導員の長年の経験・知見を見える化することで、
後継者や新規就農者へ農業技術を継承します。
産地と消費者が安全・安心でつながる
安全な産地作りを形成していくことで、消費者へ安心をお届けします。
NECは、様々なセンサーや端末などをネットワーク化する「M2M技術」※ を
施設園芸向け・監視サービスに活用し、
「農業ICTクラウドサービス」を提供します。
圃場監視、圃場制御、営農支援(グループウェア)
露地栽培向けソリューション「海外大規模農場分析ソリューション」は、
各種センサや営農環境などのデータをもとに、
コンピュータ上に仮想圃場を生成し、
この仮想圃場での生育シミュレーションを行うことで、営農アドバイスや将来の収穫量・収穫適期などの予測を行います。
農業生産活動に伴うさまざまな情報を、
GAPの「点検項目」に関連付けて整理することにより、
生産者の負担の軽減を図り、
農業生産活動とGAP認証・改善活動の両立を支援します。
ファームノート
ファームノートでは、
クラウド型牛群管理システム「Farmnote」を展開しています。
Farmnoteは、最適な牧場管理を実現できる牛群管理システムです。
PC・スマートフォン・タブレットに最適化されているため、
いつでもどこでも牛群の情報を管理・記録・分析することできます。
ベジタリア
ベジタリアでは、Googleマップ・航空写真を利用したインターネット上の農業日誌・圃場管理ツール「アグリノート agri-note」を展開しています。
agri-noteは圃場や作業の管理から比較・分析まで、
目的に合わせて活用できるクラウドサービスです。
農作業を記録、瞬時に情報共有して「勘と経験」を強力にサポートします。
航空写真をベースに農作業の記録を作成し、
作業記録は一覧から選択するだけの簡単入力。
記録やデータの閲覧も、マップ上の圃場をクリックするだけで可能です。
スマートフォン・タブレットでも、
GPS機能でバラバラになっている圃場の位置を確認でき、
現場で記録して、瞬時に情報共有。
気になったら、現場の写真もアップロードできます。
屋外計測モニタリングシステム
・土壌環境の測定…Co2や土壌温度や水分、EC(電気伝導率など)
・環境測定…温度、湿度、日射を測定し生育環境をモニタリング
・病害虫のリスク管理…凍霜害や害虫の被害のお知らせ
「水田センサ」を使って水位情報などをスマホ・タブレットで自動受信。
経営コストの約30%を占める水田管理労務費と労力の効率化が図られ、
大区画化へのステップにつながります。
・センサリング技術+天候予測
水稲生産に重要な水位・水温を自動計測・蓄積を行ない、地上部の温度・湿度の変化も記録可能です。
・データサイエンス技術
高温登熟対策、病虫害雑草予察、収穫時期予測、作物種別水管理などをデータ解析し効率よく水田を管理できます。
・ロボット技術
水位の自動コントロールや、給排水などをスマホで一括管理が可能です。
ネポン
ネポンでは、
ハウスモニタリングシステム「アグリネット」を展開しています。
栽培に適した環境にするために必要な、
温度・湿度・照度・CO2濃度などの要素を測定することで、
1日のハウス内環境変化の流れを、
数値・グラフ表示で感覚的に把握ができます。
井関農機
井関農機では、
作業や農機の情報が見える「ISEKI アグリサポート」や、
生産・作業・収穫の計画と実績をクラウドに集計・分析し、
農業の経営・生産・品質の見える化を行うことができる
「ISEKI スマートファーマーズサポート」を展開しています。
機体センサーの情報をユニットが読み取り、
オペレータにタブレット端末を通してわかりやすく伝えます。
日頃の作業管理・機械管理情報の記録を簡単にし、分析に役立ちます。
は、生産・作業・収穫の計画と実績をクラウドに集計・分析し、農業の経営・生産・品質の見える化を行い、PDCAのマネジメントで、科学的な農業経営の実現と収益改善に貢献いたします。
植物生育診断装置は、
愛媛大学植物工場研究センターと井関農機の共同研究・開発により誕生した、
業界初の製品です。
人の目には見えない光合成機能を診断し、その要因を分析することで、
栽培環境や生育の変化に素早く対応できるようになります。
PSソリューションズ
農業を科学にするサービス、
農業IoTソリューション「e-kakashi」を展開しています。
農業AIブレーン「e-kakashi」が、
植物科学に基づいたアプローチによって、
圃場で取得した大量の栽培・環境データを見える化し、
最適な生育環境へナビゲートします。
デザミス
デザミスでは、
クラウドでの牧場管理を支援する「U-motion」も展開しています。
「ウシの状態を注意深く観察する」
発情や疾病、起立困難や突然死など、
ウシを注意深く観察することで防げる課題は数多くあります。
U-motion®は、
「採食・飲水・反芻・動態・横臥・起立」などの主要な行動を記録し、
蓄積したデータをもとに予測することで、
より合理的な牧場経営を可能にします。
また、慢性的に不足している労働力を補い、ロスコストを削減します。
ルートレック・ネットワークス
ルートレック・ネットワークスでは、
次世代養液土耕システム「ゼロアグリ」を展開しています。
自律的な土壌環境制御を誰でも簡単に、
ハウス内の各種センサー情報から、
現在の作物状況にあったAIが最適な液肥供給量を判断し、
自律的に供給します。
また、どんな端末からでも現在の状況確認と設定変更の指示が出せます。
セラク
「みどりクラウド」
農業×ICTで農業生産技術革新と農業生産者の収益性向上を実現します。
圃場環境の遠隔モニタリングを行うことができる「みどりモニタ」、
栽培計画・栽培記録を行うことができる「みどりノート」を提供しています。
これらサービスにより、
精密農業の実現や、異常事態の早期検知、GAPの取得・運用を支援します。
まとめ
以上が「アグテック」、「アグリテック」関連企業の紹介になります。
こちらで紹介させていただいた企業のほかにも、
それぞれの地域でも独自に取り組んでいる企業もあるかもしれません。
農業の発展のために、参考になれば幸いです。