おひなさまと梅の花
今日は雛まつり。
でも、外は冷たい雨が降っています。
三寒四温とは、ほんとうに今の季節を表わすのにピッタリの言葉ですね。
少々、寒くても、春の足音がどんどん大きくなってきます♪
雛まつりは好きです。
何段もある大きなやつから、お内裏様とお雛様のペアセットまで、
お人形に込められた気持ちが伝わってきます。
自宅からちょっと離れた町の商店街で雛まつりが開催されています。
しかし、今年はあいにくの雨。それも冷たい雨。
やっぱり晴天の日に見たい。
ところが、よくよく考えてみると、
昔から雛人形は暗い部屋に飾られている記憶が多いです。
友人の家に行っても、お仏壇んお部屋とかに飾ってありました。
理由のひとつは日焼けさせないようにするためだと思います。
ご先祖様から代々伝わってきたものもあるでしょう。
それでもお雛様のお顔は白いです。
もう一つの理由は、ぼんぼりに灯を入れないといけないからかな、
と思っています。
「あかりをつけましょぼんぼりに♪」
昨年はその商店街の雛まつりを見学しました。
結構な数の雛人形がありました。
古い時代のものから最近のものまで。
古い時代の雛人形も日焼けしていませんでしたから、
大切に保管されていたと思います。
当然でしょうが、顔がみな違います。
上品なお顔立ちの雛人形には見とれてしまいます。
最近では、
母の雛人形を娘さんがシェアするのを嫌がるということを耳にしました。
確かに年に1回のためだけですし、かなりの保管スペースも必要です。
このままでは、雛まつりの文化も衰退していくかもしれません。
ところで、雛まつりは桃の花ですね。
でも、今咲いているのは梅の花です。
これが約1ヶ月遅れの旧暦の季節感なんでしょうか。
確かに桃の花のほうが、若干見栄えはします。
梅の花は、ちょっと小さいかな。
雛まつりの会場になっていた商店街のあちこちで、
梅の花が満開に咲いていることでしょう。
梅の花でも桃の花でも、
雛人形に彩を添えて、
ひな祭りが少しでも晴れやかになればと感じました。