強靭な心臓と発作性上室性頻拍
目次
時折起こる発作⁉️
私は、発作性上室性頻拍をもっています。
突然、脈拍が高くなり、とても胸が苦しくなるのです。
脈拍の基準値は60〜90回/分ですが、
発作が起こると、120回以上になります。
仕事中に突然、やってくるんです。
すぐに診療所に向かいました。
診療所で「これはだめだわ」と、
すぐに大病院の紹介状を書いてもらったときは、
190回以上の脈拍がほぼ6時間近く続いていました。
苦しいというか、気持ち悪いというか。
停められた心臓‼️
大病院に着いて病院の受付で待っていると、
看護師さんが車椅子を運んできてくださいました。
向かった先は「ER(救命救急センター)」です。
ちょっとだけ不安になり、
家族に連絡したかったのですが、
医師や看護師さんたちの様子が、それほど慌ててなかったので大丈夫かと。
細い管を思いっきり吹くということをしました。
頻脈の対処として、胸とお腹に力を入れるためです。
効果がなく、あまりにも脈拍の回数が多過ぎたため、
「心臓を1回停めますね」と医師から言われました。
「はい」としか言えません。。。
点滴に注射器で何かの薬を入れると、
一瞬、何とも言えないような感覚が胸を襲い、
心電図が「ピー♪」とまっすぐに‼️
おそらく3秒ほどですが、
長かったです。
そして、再び動き出しました。
発作性上室性頻拍とは
心臓は、正常な状態のとき、
洞結節(電気信号の発生場所)から発生した電気信号が、
一方通行で心臓の端々まで伝わって行き消えてしまう繰り返しです。
ところがなんらかの原因で異常な電気回路ができてしまったり、
先天的に余分な電気経路があったりすると、
突発的に電気信号の空回りが始まることがあります。
この空回りで生じるのが、頻脈の発作です。
ほとんどの場合は命に別状はないですし、
発作の発生する頻度が低く、
発生しても数時間程度で治る場合は、治療はしません。
ただし、ひどい場合は、
洞結節を「焼き切る」などの手術もします。
わたしの場合は、当面、手術の必要性はなさそうです。
強靭な心臓
医師が私の心電図を見て、驚かれたことがあります。
頻脈なのに、一糸乱れぬ動きをしていたからです。
ちょうど、正常な心電図をぎゅっと縮めた感じ。
「強靭は心臓ですね」と言ってくださいました。
しかし、頻脈が治ったあとがけっこう辛いんです。
通常1分間に60回の脈拍が180回です。
実に3倍ですから、数時間に換算すると。。。
疲れました。
筋肉痛のように、しばらく胸が痛みます。